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~林立するビルのあかりの向こうに富士山のシルエット~
日が暮れると、テレコムセンター展望台の西の方角には、立ち並ぶ品川区の高層ビル群に静かに明かりがともりはじめます。
また、岸壁には昭和24年(1949年)につくられた品川埠頭のナトリウム灯もそのきらめきにアクセントを加えます。品川埠頭では主に機械、海産物、パルプなどが扱われ中国、韓国、東南アジアなどの貿易船が就航しています。
△船が行き来する東京湾と品川高層ビル群の夜景。手前は船の科学館
天気が良ければ、品川の街並みの先には、標高3776mの富士山の稜線がくっきりと浮かびあがります。古来より和歌の歌枕に詠まれ芸術や文学のモチーフになってきた富士山。近代的な風景とのコントラストがまた味わい深く心に響くものがあります
空と海の色彩が深みを帯びるにつれ富士山の山容は闇のなかに溶け込んでいき、まち明かりが次第に輝きを増していきます。
東京湾には、船がゆったり船尾を引きながら行き来します。心地よいお台場の夕暮れどきが静かに過ぎていきます。
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